マルクの眼

千字一夜

徳島

旅行記が苦手。この記事も導入部分でつまずいて1月以上も頭を悩ませた末に書いている。なるべく淡々と簡潔に。

 

徳島に行ってきた。徳島はいいぞ。空気がいい。人もいい。たぶん。

www.awanavi.jp

後ろに座ったサラリーマンの足があまりに臭くて眠れなかった夜行バスの旅が終わり、徳島駅に着いたのが朝6:30。徳島駅周辺は至る所に阿波踊り銅像や幟、シールの貼られた自販機などがあり、異様。

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ポストの上で踊る人たち(cawaii)

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自販機の側面

www.tokushima-coffee.co.jp

長野駅前が善光寺の雰囲気に呑まれてるのと同じで、有名な観光資源に頼るのは地方都市あるあるだ。沖縄はエイサーの銅像こそないがシーサーは至る所にいる。

レンタカー屋の開店までマクドナルドで数年ぶりの朝マックを食べながら前夜に買ったばかりのカメラを組み立てて時間を潰す。

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お土産のハーバーin徳島のマクドナルド

レンタカー屋で現地コーディネーター兼通訳のしょうたいむ🌝さんと合流し、眉山に登る。眉山の名前はどこから見ても眉の形に見えることから。

眉山 (徳島市) - Wikipedia

まず中腹の忌部神社に寄る。

忌部神社 - Wikipedia

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 古代豪族の忌部氏が勢力を誇った阿波国。その阿波忌部氏の祖神を祀るのがこの神社。

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人はいなかったが招き猫がいた。

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寂しい人に猫は懐きやすいというが…

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猫と歩く

眉山は市街地からすぐの割に標高がそこそこあり、頂上からの見晴らしがよい。県庁や港、天気がいいと紀伊半島まで見えるそうだ。

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ロープウェイが人気らしい。とくしま88景

 

次に市街地にあるしょうたいむ氏おすすめのいちご大福のお店へ。

和菓子処 福屋トップページ

徳島市佐那河内村では「桃のように大きく、ジューシーで甘い」という「さくらももいちご」がごく少数の農家でつくられています。ジューシーで、そして、甘く柔らかい香りの「さくらももいちご」を真白で柔らかな餅でそっと包みました。

さくらももいちご-イチゴの品種:旬の果物百科

「ももイチゴ」のワンランク上のブランドイチゴとして2008年から流通が始まった新しいイチゴで、非常に品質が高く、またとても高価なプレミアムイチゴとして扱われています。

さくらももいちごは「ももいちご」と同じく、一つの株に8個前後しか実がならないように摘花(てきか)し、一粒一粒に栄養を集中させる栽培方法がとられ、出荷に際しても甘さ、傷、食味等の厳正なる審査を受けて、それを、クリアしたいちごしか出荷されていません。

"さくらももいちご"という某漫画家を彷彿させる名の巨大ないちご。流通量が極端に少ない激レアいちごだそうだ。その為、大福"さくらももいちごの里"は1つ720円と高価。

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クール便でご自宅にもお届け

ももいちごの里通信販売

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amazon並みの梱包(かわいい)

いちご大福を手に一路、県西の祖谷(いや)地方へ向かった我々。休憩も兼ねて途中の阿波PAで大福を食べる。一口目からいちご果汁がじゅわっと溢れ、白あんのサラサラした舌触りと合う。甘すぎない白あんといちごの酸味と甘味、そして素晴らしく上品な香り。ぽいち~…。

PAのトイレのそばに「土柱→」と書いた看板が立っていた。気になってたいむ氏に訊ねると「阿波の土柱」という珍しい地形の天然記念物があるとか。世界三大土柱!阿波PAの裏に高速外へ通じる道があり、徒歩10分ほどで辿り着く。

土柱 - Wikipedia 

日本では、「世界三大土柱」として、ティロル地方(イタリア)・ロッキー山脈アメリカ)・徳島(日本、「阿波の土柱」)があげられることがあるが根拠は不明である。

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土柱旅館や土柱温泉、お土産物屋が並ぶ。かつては観光客で賑わっていたのだろう。寂れた観光地を見ると千と千尋の神隠しを思い出す。(※調べたら現在でもバリバリ現役の観光地として団体研修などを受け入れているようです。失礼しました。)

ここの広い駐車場は地域掲示板利用者の待ち合わせに使われているそうだ。伝われ。

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肝心の土柱がこちら

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岩肌が風化によって削られている。正直あまり期待していなかったが、目の当たりにするとなるほど感じ入るところがある。これもとくしま88景。

さらに西に向かう。山深く道もうねる。運転するしょうたいむ。曲流すだけめのくるま。道路をたぬたぬが横切るなど、徳島のいいところが段々濃くなってきた。

土柱から一時間ほど走っただろうか、大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)という渓谷にある観光施設"West-West"でお昼休憩。大歩危小歩危もとくしま88景。

west-west.com

 

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もみじ亭は、築二百年の古民家を改築した祖谷そば店です。
かつては地元の郷土民俗資料館として利用されていましたが、West-Westのオープンに伴い「本物の古民家で祖谷そばを味わう」というコンセプトのもと、大幅な改築を行いました。 

観光大使しょうたいむさんのおすすめです。

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古民家を改築した店内は、古い柱が全て黒に塗られておりシックな印象。吊るされている独特な形の行燈は外国人デザイナーが制作した作品だそう。時に茅葺き屋根をトタンなど金属屋根で覆う保存は悲惨なことがあるが、ここの屋根は茅葺きの柔らかな印象を損ねないように曲げの工夫がなされているらしく、とても印象がよかった。こうした観光に使われる古建築は、始めこそお金は掛かるだろうが保存の方法にこだわれば結果が伴うのだ。

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祖谷そば(山菜)

祖谷そば - Wikipedia

手打ちそばのポソポソ感もなくツルッと食べられる。麺は短めで素朴な味わい。

衝撃だったのが画像右上の岩どうふ。硬い!木綿豆腐をギュッと圧縮したような硬さなのにちゃんと豆腐の風味があり、舌触りもボソボソしすぎずしっとりとしている。カッテージチーズを固めたパニールだとか、ああいうチーズを思い出させる食感。これは豆腐サラダみたいな和洋折衷料理にすごく合うんじゃないか?

459magazine.jp

岩どうふを食べるためだけに祖谷方面へ行く価値がある。こういう優れた食品が地方に埋もれて失われてしまうのは勿体無いな。世界に広まるポテンシャルがある。

 

少し車を走らせて、平家屋敷民俗資料館に到着。このあたりは壇ノ浦の合戦に敗れた平家の武士が落ち延びたという伝説のある隠れ里で、家の主人は安徳天皇に従って落ち延びた医者の末裔だそう。

平家屋敷民俗資料館 | 徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」

当家の祖先である堀川内記は、安徳帝御典医として治承~養和~寿永の頃まで宮中に仕えたが、平家の都落ちの折、安徳帝を供奉して屋島に逃げのびた。
平家滅亡の後、残党と共に祖谷に入山した堀川内記は、祖谷の山野に薬草が豊富なことに驚き、深山を散策して秘薬を採取した。当地ではこうして医業を庶民に施こしながら、神官も兼ねていたという。

伝承がどこまで信頼できるかは不明だが、戦国時代のころは地方の領主・名主クラスの家がその地域の神官を務めた例が多いので、少なくともその頃から当家が近郷屈指の名家だったことは間違いない。

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幕末から明治のころに建てられた主屋は一般的な茅葺屋根の農家よりも一段グレードの高い建築。

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こちらも立派な土蔵

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主屋の室内は展示室

展示品は江戸時代から戦前までの、この地方の庄屋の生活が垣間見られる質のいい生活雑貨など民俗資料。館内のところどころに生活感があったり、定期的に囲炉裏が使われ茅葺きの除湿・燻蒸(防虫)が図られているなど、ちゃんと"生きた古建築"でとても雰囲気がよかった。ここの入り口で飼われているわんちゃんもかわいかった。

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成人男性二人が 「かわい〜〜💕」と嬌声をあげながら写真を撮っていたのを見た資料館の人が「犬を可愛がってくれたから」と入場料を値引きしてくれたのもいい思い出だ。(値引き目的でかわいがるのはダメだぞ❣️)

 

さて、平家屋敷から車で15分ほどで、やっと目的地に到着。祖谷のかずら橋だ。

祖谷のかずら橋 | 徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」

かずら橋の由来は、祖谷に巡行された弘法大師が困っている村人の為に作ったという説や、追っ手から逃れる平家の落人が楽に切り落とせるようシラクチカズラで作ったという説等諸説が残っています。

クリスマスのリースで使うような蔦で谷を渡って架けられた橋なのだが、ワイヤーで補強されているし定期点検や架け替えも行われている。

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遠目から見ると小さいが

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近くで見ると蔦が太くかなり重厚な雰囲気

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足元の隙間が大きく、踏み外しそうになる

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怖がるしょうたいむさん

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橋目当ての女子大生もいた。(しょうたいむさんご撮影)

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橋を渡った先には平家落人が琵琶を奏でたという琵琶の滝が

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滝を撮るしょうたいむさん

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女子大生グループのそばでしゃがんで滝を撮るしょうたいむさん

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谷川に降りて橋を見上げることもできる

 

ここまで徳島駅周辺から車で4時間以上かかっているので、また市街地へ戻るのは大変だ。今回はかずら橋から車で2時間ほどのところにある温泉旅館を予約した。

途中で見つけた美郷の梅まつりに立ち寄る。

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カメラの電池が切れてスマホでしか撮れず

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しょうたいむさんご撮影の梅まつり

梅の木にはあまり興味がなかったが、行って見たらすごかった。興奮。斜面いっぱいに植えられたいろいろな種類の梅の木がとりどりに咲く。あの重く品のある香りが空間に沈んで、日の入りと相まって幻想的な雰囲気に。まさに非現実。桃ではないが桃源郷を感じた。

ひとしきり楽しんで、宿に到着。

misatonoyu.com

ここもしょうたいむさんのおすすめ。吉野川市街地から山を入った場所にあるが、エントランスに薪ストーブがあったり客室も洗練されており、施設が整っていてとても心地よいお宿だ。いいところは山奥でも繁盛してる。

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薪ストーブ

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お部屋

一階のレストランは宿泊者以外も使用できる。ここで仙台出身の料理長が作る牛タン御膳とつけ麺を食べた。牛タンは仙台風の厚切りタイプで、むかし本場仙台で食べたものよりも火の通りや味付けがよくてめちゃめちゃ美味しかった。ぽいち~…。

その後、翌日お仕事があるしょうたいむさんを家まで送って就寝。周囲の環境が静か過ぎて、私の耳鳴りがうるさかった。

 

2日目は一人旅なのでしょうたいむさんは出ない。もうガツガツいく。

朝7時30分、起きてすぐ仕事の電話を受ける。日本庭園に水を撒くなという話だったので徳島にいることを伝えた。

お宿の朝食は和食、ちょうどいい量でこれも美味しかった。ロビーで売っていたお酒などをしこたま購入しチェックアウト。

山道をうねうねと下りうねうねと登る。吉野川市山川町の忌部神社に着く。

忌部神社 (吉野川市) - Wikipedia

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前日の忌部神社は明治時代に新しく創建されたもので、こちらは平安時代の書物にも記される式内社忌部神社。鎮座地の忌部山には古墳も多数あり、まさに忌部氏の祖先祭祀の地だったのだろう。

つぎに美馬市脇町南町、うだつの町並みへ。

うだつの町並み | 徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」

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街全体が歴史文化区域になっている、「うだつの町並み」の裏側。こちら側は船着場だったそうな。

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これらは新しく建てられたものらしい。

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さて、「うだつ」とは。

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建物の一階屋根の両側についている小さな壁のようなものが「うだつ」。

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うだつとうだつ

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うだつ!!

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うだつ〜〜

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背後の川を使って流通業を営んだ裕福な商家が並んだ町並み。時代劇のセットのようだけど、今でも店舗として経営しているところも多いし、歩いていると軽トラが前から走ってきたり、生活が続いているのを感じる。

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漆喰の剥がれた土壁。ここの酒屋さんには悪いけどめっちゃテンション上がったし、直さないで見れるようにしておいて欲しい。

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個人の御宅。中が見れるだけでなく、ひな人形まで飾ってくれていた。

晴れた日のうだつの町並みはサイコーにフォトジェニック。写真の全てをお見せできないのが残念だ。

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次に名西郡神山町へ。道の駅"温泉の里「神山」"

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面白い形だが、中が狭いのでよくない。デザイン性を重視しすぎて失敗したハコモノの好例。

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道の駅の後ろにそびえる山へ向かうと現れる大きな鳥居、上一宮大粟神社

上一宮大粟神社 - Wikipedia

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古い鳥居と山門もある。いい感じだ。

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長い山道の参道。雰囲気が長野の戸隠神社中社・宝光社に似ている。

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道幅が横に広い上に整備がいまいちなところを見ると、もしかしたら江戸・明治期の参道そのままかもしれない。この辺りは福井県の平泉寺白山神社に通じるものがある。

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ご社殿

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拝殿唐破風と彫り物の立派さ

彩色がないところも戸隠神社に似ている。

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拝殿の天井絵は珍しいと思う。

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由緒書きは壊れたようで幣殿の下に打ち捨てられていた…。訪れた雰囲気で、ここが古代の一宮でおかしくないと感じた。というのも水源地に近い山の中腹という立地は全国の一宮に非常に多いので。ただ、東の徳島市に執政機関が集中しだすと不便になり一宮の変更があったのだろう。

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さて、次に現在阿波国一宮とされている神社へ。

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大麻比古神社のご神木、楠。

阿波國一の宮 大麻比古神社

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角がある古い形の狛犬

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そこそこに立派な社殿

とび出た唐破風の向拝が面白い。

全体としてよく整備された大きな神社だと思ったが、とくに感慨もなく見た。素っ気ないというか、やはり歴史を感じる"よすが"がほしい。

いよいよ最後の見学スポット、大谷焼きの窯元へ。

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大谷焼 | 公益社団法人徳島県物産協会 公式ホームページ あるでよ徳島

大谷焼徳島県鳴門市大麻町において約230年の歴史がある徳島を代表する陶器です。

大谷の土は鉄分が多く、ざらりとした風合いとかすかに金属的な光沢を感じさせる質感は、素朴な土の味わいをかもし出した焼き物として人気です。こげ茶色が一般的ですが、深い銀色や灰色の作品もあります。

これは陶器を焼くための登り窯。

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下から火を入れ、上に向かって熱が上がっていく。

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中は広く、10人くらいは入れるようになっている。現在は水琴窟が聴ける休憩場所に。

大谷焼きの窯元は現在7軒だけ。全てを回ることはできなかったが、特に気になった3軒を見た。

森陶器 | 大谷焼窯元

森陶器は登り窯の見学ができるところ。実用的な食器類が多く、使いやすそうなもの、欲しいものが多い。

SUEKI CERAMICS & ALCHEMY

"SUEKI"というマットな質感とシンプルなデザインの食器をブランド商品としている矢野陶苑は、現代感覚のオシャレなものから陶器の阿波踊り人形まで幅のある展開。ブランドのものは高いし、今の私の好みではなかった。そちらはオンラインショップでも購入できるそうなので、逆に伝統的な質感のものを探して買った。

大谷焼 窯元「佳実窯」

佳美窯は実用品というよりもオブジェなどアート作品が多い。店内の雰囲気は白壁の美術館風でオシャレな音楽が流れている。

色使いのセンスは3軒の中で一番私の好みだった。

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それぞれで買ったものがこちら。

左から森陶器、佳美窯、矢野陶苑。

どれも気に入っている。飾ったり撫ぜたり飲んだり舐めたりして可愛がっている。酒器ピ。

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徳島で買ったもの一覧。

全国初の梅酒特区、美郷の旅館で買った梅酒は本当においしかった。そのほかの食品も諸々よかった。(雑)

好きなものを買って失敗がないというのは嬉しいことです。まぁ8割がお酒関係だけど…。

 

徳島観光を終えて、私がかの地を発つ頃には高級イヤホンをレンタカーに忘れたしょうたいむさんがお見送りに来てくれて、名物の徳島ラーメンをバス発車5分前に二人慌てて食べた。気持ちが焦ってラーメンどころじゃなく味はあまり覚えていないが、醬油味の博多とんこつっぽいラーメンだったような気がする…。

 

徳島は全く観光地化が進んでいない。観光に適していないわけではない。近畿から人を呼び込めるポテンシャルがあるのにこれは勿体無い。が、自分の足で見て回り、魅力を掘り出せるところも魅力と言えるのかもしれない。きっとまだまだ未知未踏の魅力的なスポットがあるはずだ。現にブログを書きながら色々調べていて、あそこも行きたかった、ここも行きたかったという所が沢山ある。

徳島の行政はもっと県外の有識者を招くなどして県内の魅力を再発見すべきだ。うだつの町並みほどではないものの、かなり古そうな瓦屋根の民家が立ち並んだ吉野川市の川島・鴨島・牛島あたりの地区は、うだつの町並みと比較できる良い観光スポットになるのでは?私を呼んでくれたらガンガン意見言えるのに。徳島県、仕事くれ〜〜。

 

 

おわり