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マルクの眼

千字一夜

仮庵≠現身


はよ隠居したい。

昔の天皇様だったら出家して院を名乗られる年齢だ。

さして憂きこともなけれども。

むしろこの夏の自分を振り返ると、昨年にも増して充実していた。

過不足はあるものの、トータルで良。

「長らへば またこの頃や 偲ばれむ
憂しと見し世ぞ いまは恋しき」

もっと年をとったら幸せだった頃の思い出として、今の自分を思い出すんだろうか。

「流し流され思へば遠くまで来たものだ」とはよく言ったもので、流されるままにここまで来て、意外に他人の人生にも干渉してて。

充実した仕事やプライベートの自慢してもしょうがない。

まぁ、頭の良さとか仕事の優秀さとか自慢したらキリがないし〜〜?
爆笑〜〜

今は潤っていても、将来がそうだとは限らないし、今が良いぶんその先が…ってこともある。

「忘れじの 行く末までは 難ければ
今日を限りの 命ともがな」

この人生の盛りを永遠に留めるか、蓄えたいんだよなぁ。

せめてお金に換えて貯えるしかないんだけど。

波風の多い穏やかな人生を手に入れなければ。