マルクの眼

千字一夜

悪意のあるコンテンツとしてのブログ

 

・歌

仕事でカラオケをした。年の離れた人達の前で歌いたくない!好きな歌を知られたくない!逃げたい!と思っていたのだけど、「有楽町で逢いましょう」という持ち歌があるのを思い出して歌ってみたら、「ビックリ隠し芸だわね」とおばさん役員に言われるくらい評判がよかった。キーが低くて歌いやすいし老人受けばっちりな曲で本当に助かった。フランク永井に感謝してる。永井、サンキュな!彼氏と初めて会ったのが有楽町だったから記念に覚えたんだけどね。彼氏ができためのくるまはこうやって積極的にノロケていくからヨロシクな。

 

・罰

上記のような苦労話に見せかけた自慢やノロケ話をすると私の文章の粗を探すことにお熱な方が自律神経を勝手に爆発させてキラキラと舞い散りながら輝くのでとっても綺麗だね読む神経毒虫コナーズテクノ〜〜って感じ。バチが当たってお尻におできが出来た。はじめはニキビかな?なんだろな?だったモノが筆舌尽くしがたい痛みに転じてまともに座ることさえ出来なくなったのは本当に生き地獄で、それが二つも同時に出来たのだからさぁ大変。病院で診てもらい、「かなり悪化してるから」とその場で手術、摘出と相成った。いや摘出て。急に摘出ってなんなの。膿?の入った袋というか大豆サイズの玉みたいなものを「取れたよ〜」て見せつけられたんだよな、医者に。めっちゃiPhoneで尻の写真撮られたし。その二点だけ全く腑に落ちてない。でも治してくれたお医者さんにはとても感謝してます。お医者、サンキュな!こうしてお尻に穴が二つ増えた。

 

・酒

"術後しばらくはかなり血が出ます。ガーゼは二日間外さないでください。運動・飲酒・入浴は一週間控えてください。"と、病院で貰った手紙に書いていた。でも飲んだ。すぐ飲んだ。だって新宿にいたんだもの自分の声を信じ歩けばいいの。それでも少し気を遣って鳥貴族でベルガモットチューハイを飲んだんだけど、時間経過でどんどん尻が痛くなる。あの木のベンチみたいな鳥貴族新宿三丁目店の座席な、あれのせいもある。家に帰ったら術痕に当てたガーゼが血でビッチョビチョになってた。潜在的な、動物としての本能レベルでそれはそれは恐怖を感じましたとさ。

 

・血

翌朝、ピクニックという名のツイッターオフ会と友人の結婚式をはしごする予定があり、必ずシャワーを浴びねばならなかった。そしてガーゼを外す。ガーゼは傷跡に差し込むように当てられており、昨晩の血で癒着しつつあった。それをンアーーーーーーー!!!!ウォオオオオオオ!!!!!と叫びながら剥がすこと二回。ホラー映画でしか見たことのない、血に染まるバスルーム。鮮血〜〜!(cv.IKKO)必死に新しいガーゼを貼り付けて家を出た。ピクニック自体は、まぁアレとして、ピクニックを離脱し品川のホテルにつく頃には礼服の臀部に血がついてゴワゴワと乾いていた。参列の友人たちに事情を話すと「そこのコンビニでナプキン買ってこようか?」とのお申し出。さっすが新婦友人枠でのご招待❣️多い日でも安心❣️「夜用ならカバーできるはず!平気よ!」など言われたものの丁重にお断りして、式と披露宴に参列。神前式だったら赤不浄で社殿に上がれなかったな、などと思いながら淡々と披露宴で飲み続け、ピクニックに再合流。華麗に終電を逃して彼氏の家へ転がり込んだ。

 

・恥

深夜まで営業!激安の殿堂ドン・キホーテ大明神様でガーゼとテープを買い求め、お風呂上がりに彼氏に貼ってもらう、尻に。まだ付き合って間もないのにこんなことって。羞恥と困惑に満ちた表情を枕で隠す私を尻目に、彼氏は全く動じずにただ黙々とベッドに横たわる私の尻にガーゼを押し当てるのでありました。

我が背子の 御心映えや 有難し

 

・穢

「お尻からの出血が止まらないので今日は仕事休みます。」彼氏の家のベッドから職場へ電話を掛けて、また布団に潜り込む。血が出てるから休むってなんか宮中女官っぽくない?そうでもない?黒不浄はあるけど赤不浄の出仕停止ってあったっけ?と思いを巡らす。古代、不浄や穢れの思想は天然痘など疫病の蔓延を抑制するための有効な手段だった。菌の存在は知らないものの、見えない何かが人から人へ伝染していることは感覚的に理解していたんだろう。それを"触穢"と呼んで穢の伝搬防止に努めた。しかし千年のうちに信仰上の概念と化して、本来の意味は失われてしまった。どこぞの僧職が曰ったらしい「おしっこを入れたコップ」の喩えは、本来の信仰に照らせば頓珍漢ながら現代の感覚を巧く言い得ている。事故物件を忌避するのも同じ感覚だ。

 

・賤

どちらかと言えばリベラルなゲイ界隈、流石にそんな俗信に支配されていないと思っていたけれど、まぁそれほど体系的な考えもないのだろう、未だに職業賤視の中にそれは残っているようだ。最近アカウントを消した意地悪ブス界隈の総大将が、消える直前に某売り専叩きを展開していた。 それ自体は単に醜い私怨に見えたのだけれど、便乗する人々の性産業従事者への蔑視は根深そうだ。ご自身のその忌避感の根源がどこにあるのかも知らず、理論的に説明できない感覚的な批判。そもそも同性愛や性産業を穢れとするのは日本古来の思想ではないし、彼らの理屈に従えば私は一般職のような卑しい物売りや人足とお喋りすることもご遠慮させていただける。本当にバカバカしい。職業に貴賤はない。あるのは歪んだ差別意識だ。

 

・燃

身をもって盛者必衰の理を表した例のアカウント、それに対するスタンスは人それぞれ。周囲にはミュートあるいはブロックしている人が多かったけれど、「ブロックして晒されるのが嫌」という声が一定数あったことも印象的だ。是々非々で距離を保ちつつ付き合う大人、媚び付きて晒しや叩きを回避する若者。あれとどう関わっていたか、アカウントは消えても@ツイートは残る。「えっ?ステキな人とツイッターで知り合った?付き合う前に"@相手のID  @0chinp0k0_chupa"で検索だよ!」こうやってホモツイッタラーの人間性を知る為の指標として今後も役立ちそうだね。ぱぴい、サンキュな!以上、現場からでした。