マルクの眼

千字一夜

ニッチと察知

恋愛について人に相談しない。理想が高い、傷つくことを恐れるな、積極性を持て。恋愛に関してポジティブな言葉を掛けられたことのない人間には不意の致命傷が怖い。怒りも悲しみもなくただ苦い記憶として沈殿した様々な思い出が少しの揺らぎに舞い上がって透明だった水を濁す。逆説的止水明鏡。飛ばずに死んだ鳥も水を濁す。

芯のない人間になれと言われる。芯は邪魔だという。じゃあ死ぬ。なんのために生きてきたのか。全く私はアンダーグラウンドだ。モグラのようにあなた方の知らぬところで生きて死ぬ。

真っ当なダメ人間としてダメな人間の自覚がある。では何がダメなのか。ダメじゃない人間との違いはなんなのか。他人をダメだと否定して自分をダメじゃないと肯定することに躊躇のない人間がダメじゃない人間?まさかそんな。だったら私もダメじゃないはずだ。

嘘のような本当の気持ちで嘘をつかれている。私にとって本当でない限りは全ての言葉は嘘だ。彼氏がいるいない欲しい欲しくない。嘘は嘘。本当ってなんだ。

私にも分かりません。神様がどういう方向に私たちを導こうとしているのか。今はただ祈ります。頑張りましょう。