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マルクの眼

千字一夜

行こうか逃げようか

どこに向かってるのか分からない人を批判したり揶揄するより、どこにも向かおうとしない自分を恥じたい。少なくとも今の私はなんの努力もしていない。使わなくなった感覚たちが鈍っていく。また生きてるのがつらくなってきた。

しょっちゅう感じる生きづらさは全て自分の内面から発露したコンプレックスやトラウマだと理解はしているのに、じゃあどうしたらいいの?という疑問に私は答えない。私は私と音信不通になった。

私にはアンドロギュノスだった頃の半身はいないとつくづく感じる。そんなものがいたら不憫でしょうがないので良い事だ。私の不完全性は私だけで完結してほしいし、そうあるべきだと思う。

真実味のある話をしよう。そんな前置きのある話が信じられなくなった。大方がネット上で見聞きし飽きた陳腐さで、切り貼りしたコラージュ臭に吐きそうになる。私は血反吐で書かれた人間味のある言葉を知りたかっただけ。そんな事も許してもらえないなら、いらない。嫌われようとしたり気に入られようとしたり、一貫性のない支離滅裂な行動で他人の感情を動かすことに汚い愉楽を覚える。胸襟を開き腹を割って中の臓物の汚さを見せようとは思わないが、せめてその汚さを自覚しておこう。

気持ちが分かり合える人と出会いたい。ある程度気遣いし合いながら、それほど気疲れしない人と、燃えるような恋愛でなく、落ち着いて静かに、自分の老いを受け入れながら、ゆっくりと死に臨みたい。そんな気持ちも早々と死んだ。でも、いつかまた生き返ってほしいからガラスの棺桶に入れた。こういった悲しい事故を未然に防ぐ人感センサーを搭載した改造人間にしてほしい。ハートも鉄になるのさ。心ならUSBメモリ〜〜。

最近は生きづらさに苦しむ友人数名と福建土楼のようなアパートを建てて、かもめ食堂のような生活をする妄想に励んでいる。f:id:menono:20170213234604j:image

誘ったのは数名だが、案には概ねご好評いただいている。が、みな資金不足で実現は困難だ。お金がないことも生きづらさの原因の一つだと身にしみた。

 

おわり