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マルクの眼

千字一夜

眠さと悲しさとお天道さん

思ったこと

 

いつからだろう、眠気に包まれた身体が悲しみや不幸と結びついたのは。温かい布団でまどろむ時間が幸福に満ちていたのはいつまで?考えてもしょうがないことを考えている。どうせ二次性徴だろ、知ってるんだから。

私という人間の煮詰まりを感じる。煮詰まるっていうのは、本来は料理として完成に向かっているということだから、会議の終盤で内容がまとまりかけてる段階などを指すらしい。私の人間性に於ける意味もそれを採用したい。ただ、味付けが濃すぎて体に悪そうな感じがする。焦げかけてる。つらい。

精神的に安定していて、穏やかで、清廉で、博識で、社交的で…という人間として完璧に近い状態を仕事で求められている。まぁその列に加わらないような人間も我々の業界には多かれ少なかれ存在するのだけれど、そういう人間的にダメなところを「人間味」という分厚い言葉のオブラートに包んで肯定してはダメなんだよね。終に善人になれなくても、善人になろうと努力するのと最初から放棄するのは全く違う。これに関しては完全に結果でなくて過程の評価だと思う。結果だけの評価としたら、どうせ死ぬのに云々と人殺しすら肯定できてしまうし。

すぐ話を逸らす。私は私の仕事上のことをペラペラと人に話すのは信条に反するので具体的なことは家族や恋人にさえ言いたくないんだけど(そもそも理解されないし)、それがストレスとなってるのが先日ハッキリ浮き彫りになった。そのストレスを生け捕りにして業務用ミキサーで粉々に砕き、形が分からなくなった頃にブログやツイッターなどで少しずつ撒いてるのが今の私。ストレスの死体遺棄をしてるんだ。

私はあそこに羅生門よろしく死体をそのままの形で捨てるほどの勇気はないし、あそこは神聖だし、痛い目にあいたくないし。ツイッターを辞めていた間はこういうストレスを身近な人たちにぶつけてたのかと思うととても申し訳なくなる。

天皇の退位について有識者からヒアリングを行なったとの報道。有識者の一人、東大名誉教授の平川が「ご自分で拡大定義された天皇の役割を果たせないから退位したいというのはおかしい」と言った。私は自分で定めた仕事上の理想にあまりにも届いていない現実が心苦しく仕事を辞めたいと思うことがあるので、自分のことを言われたように感じて息苦しかった。自由な立場の私ですらこうなら、陛下は尚更のことだろう。