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マルクの眼

千字一夜

To be.


他人からのレッテル貼りに辟易する年頃を過ぎた気がする。

「まともに仕事してなさそう」とか、「恋人がいるとは思えない」と言われるので、案外そうなのかもしれない。
客観的に見た自分が一番真実に近い。というか客観的に見た自分こそが真実なのでゎ、と思う。
自分が自分自身をどう思おうが、周囲からの見え方こそが世界に於ける自分の立ち位置で、「自分だけが分かってればいい」というのは間違いじゃないか。

私がリア充に見えないのは私が「周囲からリア充と思われたい」と思って行動していないからで、結局のところ、そう見られる必要を感じていないのかも。
他人が作る自分像は自分の行動の産物で、自分が抱いている理想の自分像とは違うかもしれないけど、自分自身を緻密に描写していることに本当は気付いている。

ただその像は絶対的なものでなく、自分自身の行いによって変えられる。反面、他人が悪意を以って歪めることもできる。
極めて真実に近いものの、それに従ったり変わらずに生きる必要はないし、むしろそれを人生の記念写真や一里塚として記憶して、新たな人物像を作る努力を怠らないこと。

今は「レッテル貼りに辟易」よりも危機感が先立つ。それはそれとして忘れずにいて、次は世界に自分を分からせる。
その努力。