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マルクの眼

千字一夜

雑感


あけましておめでとうございます。
皆さま健やかに初春をお迎えのことと謹んでお祝い申し上げます。

昨年夏からの調べ物が纏まりつつある。江戸後期や明治の初めに作られた地誌と、収蔵物・古文書類の記録から、うっすらと年表の外枠が見えてきた。

社会人なので限られた時間の中で調べ物をする必要があるが、学生と違い締め切りがないので一つのことに腰を据えられる。
卒論では古代のある一点にスポットライトを当て、その成立とそれ以降の変遷を追ったので論が無闇に広がったままタイムリミットを迎えた。その反省から今の研究では、現在のある地域を起点に、その地域に関係する物の過去を遡っていく方法を採った。
結果的にこれが当たり、それぞれの過去が繋がって時代時代の様子が明らかになりつつある。
とりわけ江戸時代については、口碑に残るのみだった事績を裏付ける資料の発見や、断片的ながら一環した系譜が明らかになり、地域に対し貢献できたのではないかと自己評価している。

ツイッターをする気持ちが昨年末から少しずつ失くなり、代わりにヤフオクを監視する時間を増やした。
検索キーワードを登録して、そのキーワードに該当する新規の出品があるとチェックするので、その作業に時間が掛かる。
例えば古文書カテゴリは1日の出品数がとても多いので、ツイッターで鍛えたスクロール斜め読みを以ってしても非常に手間だ。

が、先日その作業中に気になって安く落札した古文書が期待した通りのもので、その努力も報われた。そして昨日、さらにその資料を読み込んでいたら、私の調べ物について直接言及する一文を見つけて狂喜した。
文章に表れること自体が非常に少ない事象だし、江戸時代の一次資料にそれが残っているというのはとても貴重なこと。
数千円の身銭を切った価値はあったわけだ。

それに気を良くして、今日は半日を図書館で過ごすことにした。前々から気になっていた地誌をついに読んだ。
先輩から「目を通す価値はあるけど、特に目新しい情報はない」と言われていたのであまり期待していなかったけど、これも期待以上に興味深かった。
その地誌では引用という形で具体的な個人名と年号を含む文章を紹介していた。
そういった資料は二次資料であっても重要度は高く、またそれを裏付けるような資料が今も残っているのを私は知っているので、かなりの収穫。

とても幸先の良い松の内になりました。