マルクの眼

千字一夜

記し候也


これでいくつ目のブログなんだろうか。沢山のブログを作っては消し、作っては止めしてきた。

開設し、1年か2年程続けては、1年開けてまた別へ。

高校生の時分から始まって、日常系→メンヘラ系→ネタ系→専門系→今という流れで来たように思う。

文体も内容も、拘れば拘るほど書く楽しみがなくなる。卒論の合間に数日かけて書いていたブログはほとんど労働に等しかった。

高校生のとき、気ままに書いていたブログが1番よかったな。日本語的な美しさとか修飾語や婉曲のない記事。

もうそのサーバー自体無くなってしまったのでブログは見れないけど、ある機会に昔の自分の文章を読むことがあって、ブログを書いていたときの気持ちが蘇った。

だるーい気持ちで毎日死にたいと思ってた高校生が書いてたブログ。べつに暗くはなかったんですけどね。その日考えたことを淡々と書くだけ。

そんなブログにある日コメントが付いた。
「通りすがりですけど、あなたは人生舐めてますね。」みたいなことを言われた。

そのコメントを書いた人が友人じゃないのはアクセス解析して携帯電話の機種で分かったんだけど、知らない人なりに傷ついた。

えー、個人のブログに何を書いても自由では?
ツイッターとか嫌でも目に触れるところに書いて、TLに暗い感情を垂れ流してるんだったらアレですが、能動的にアクセスしといて批判するって、そりゃあおかしいわいね。

年を取った今ではそれくらい言い返せるけど、その時は反論しなかったな。記事ごと削除したと思う。

なにに対しても批判的な人はいる。なにものでもない自分で居るのが一番辛いんだろうなと思う。そういう人は自分に対する批判に弱い。

それは僕自身のことでもある。

せめて罵詈雑言とかはあんまり言わない自分でありたい。
発言を取り消せるのはツイッター上でだけだし、消されたツイートにこそ本質が宿るように思う。

そういう気分ならツイッターを閉じてエロ動画見てる方が健全かもな。

ツイッターからの逃げ道じゃない、高校生のときのように楽しんで書くブログに。

千字以内、一夜で書くブログ。